普天間移設で閣僚会議「考え方意思統一」官房長官(読売新聞)

 政府は2日、首相官邸で、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題に関する2回目の閣僚会議を開いた。

 米側と沖縄側に米軍キャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市など)案などの新たな移設案を伝えたことを踏まえ、鳩山首相が目指す5月末までの決着に向けて交渉を急ぐ方針を確認した。ただ、米側は新移設案に否定的な上、沖縄は反発を強めており見通しは立っていない。

 閣僚会議には鳩山首相と平野官房長官、岡田外相、北沢防衛相、前原沖縄相が出席した。外相が先月29日に米国のゲーツ国防長官、クリントン国務長官と会談した結果を説明したほか、1日の平野長官と沖縄県の仲井真弘多知事との会談結果なども報告された。外相は、米側が沖縄への海兵隊駐留の重要性や地元合意の不可欠さを挙げ、現行案が最善とする考えを示唆したことも説明したとみられる。

 出席者によると、首相は会談で「それぞれの部署で、しっかり仕事をしてください」と指示。米側や沖縄側などと交渉に当たる事務レベル協議の枠組みについて「早急に作るよう知恵を絞ってほしい」と促した。

 平野長官は会談後、記者団に、首相が「腹案」があると発言して関係閣僚と食い違いがあるような印象を与えたことに関連し、「考え方を意思統一した。(交渉などは)共有認識でやる」と強調した。

 これに先立ち、防衛相は2日昼、仲井真知事と都内で会談し、「沖縄の頭越しに何か決まるようなことは一切しない」と強調した。だが、知事は「沖縄は『県外へ』という強い要求のボルテージが上がっている。東京とは温度差がある」と述べ、県内移設は難しいとの立場を改めて伝えた。

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重度障害者 脳波で意思表示 産総研が開発(毎日新聞)

 意思疎通が難しい重度の障害者が、脳波を使って「ウーロン茶が飲みたい」など500以上の選択肢から意思表示できる小型装置を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)のチームが開発した。数年以内に1台10万円以下での実用化を目指す。

 産総研の長谷川良平ニューロテクノロジー研究グループ長らは、人が何かを見つめると特定の脳波が強まることに着目。コンピューター画面で点滅する選択肢(イラストと文字)を見せながら脳波計で脳波を測る仕組みを作った。

 外出先でも使えるよう、脳波計は縦5.5センチ、横3.3センチと名刺の半分程度で重さ24グラム。使う人の後頭部に装着し、画面上で選びたい選択肢を見つめて点滅回数を数えると、脳波がスイッチとなり選択肢を選べる。

 選択肢は3段階で計512通り。第1段階は「飲食する」「移動する」「気持ち」など8分類あり、各分類に入るとさらに細かい選択肢が選べる。例えば「飲食する」→「飲み物」→「ウーロン茶」と選べば、画面上に現れたキャラクターが「ウーロン茶を飲みたいです」としゃべる。

 体や言葉が不自由で意思疎通が難しい人は、パーキンソン病や筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の患者だけで約14万人にのぼる。健常者10人で試験したところ、この装置で意思の6〜9割を正しく読み取れた。今後、ALS患者の協力を得て精度を上げるという。【高木昭午】

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松野明美さん、熊本市議選に出馬(スポーツ報知)

 元マラソンランナーで、タレントの松野明美さん(41)が25日、熊本市内で会見を開き、熊本市議増員選(4月25日投開票、定数2)に立候補することを表明した。同選は熊本市と、松野さんの出身地の植木町が合併したことに伴うもの。旧町域が選挙区となる。

 ダウン症の障害を持つ次男・健太郎くん(6)を育てている松野さんは、「自分の子だけなら私の名前を使って、スムーズに成長させられるかな、と思うけど、それだけじゃいけない。熊本県だけで障害者手帳を持つ人が12万人いるんです」と障害者福祉向上を目指す考えを明らかにした。

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傷害を傷害致死に切り替え 裁判員裁判に 東京・江戸川の長男虐待死(産経新聞)

 東京都江戸川区の小学1年、岡本海渡(かいと)君=当時(7)=が両親から虐待を受け、死亡したとされる事件で、東京地検は25日、海渡君に暴行を加え、けがを負わせたとして傷害罪で起訴していた継父で電気工、岡本健二(31)と母親の無職、千草(23)の両被告について、罪名を傷害致死罪に切り替える訴因変更を東京地裁に請求した。裁判員裁判の対象となる。

 訴因変更について、東京地検特別公判部は「医師の意見を聞くなど暴行と死亡の因果関係を捜査した結果、責任を問えると判断した」と説明している。

 両被告は傷害容疑で逮捕され、傷害致死容疑で送検されたが、東京地検は当初、傷害致死罪の適用を見送っていた。

 訴因を変更した起訴状によると、両被告は今年1月23日午後8時ごろ、東京都江戸川区の自宅で、海渡君のほおを何度も平手でたたいた上で、殴るけるの暴行を加えて転倒させたまま意識を失わせ、吐いたものをのどに詰まらせたことによる肺炎で翌24日、搬送先の病院で死亡させたとしている。

 健二被告は静岡県磐田市の会社役員宅に侵入し、役員の妻を縛って刃物を突きつけて現金約1100万円を奪ったとして、強盗罪などでも起訴されている。

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<おとり捜査>北海道に50万円支払い命令(毎日新聞)

 北海道警の違法なおとり捜査と偽証によって拳銃所持容疑で逮捕、服役させられ精神的損害を受けたとして、元船員のロシア人男性(40)らが国と道に計2310万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、札幌地裁であった。中山幾次郎裁判長は、おとり捜査の違法性を認めない一方で、「偽証がなければ無罪などになった可能性がないとは言えない」として、道に慰謝料など50万円の支払いを命じた。原告側は控訴する方針。

 判決によると、ロシア人男性は97年11月、パキスタン人男性から「拳銃と中古車を交換してやる」と持ちかけられ、小樽市の小樽港で拳銃を渡そうとしたところ、道警捜査員に逮捕された。刑事裁判で「違法なおとり捜査」と無罪を主張したが、捜査にかかわった稲葉圭昭・元道警警部(56)=覚せい剤取締法違反罪などで服役中=らが「パキスタン人男性はその場にいなかった」と偽証。懲役2年の実刑判決を受けて服役した。

 裁判の最大の争点はおとり捜査の違法性。原告側は違法な「犯意誘発型」と主張したが、中山裁判長は、ロシア人男性は(1)拳銃の取引に慣れていたと推認できる(2)マフィア関係者であるとの疑いを完全に払しょくできない(3)パキスタン人男性の働きかけ前から拳銃を日本に持ち込む意思を有していた疑いが残る−−などと指摘。「違法なおとり捜査と断定することはできない」と結論付けた。一方、稲葉元警部らの偽証が「量刑に少なからず影響を及ぼした」と判断。ロシア人男性の精神的損害を認めた。

 判決を受けて、原告側弁護団の岸田洋輔弁護士は「主張がほぼ認められた。一定程度、評価する」としながら、「これだけの事実認定をしながら、おとり捜査を違法と判断しなかったことが納得できない」。弁護団は近く控訴する方針。【水戸健一、和田浩幸】

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日米同盟基軸「揺るぎなく継続」=防大卒業式で訓示−鳩山首相(時事通信)

 鳩山由紀夫首相は22日午前、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、今後の安全保障政策について「日米同盟を基軸とする方針は、鳩山内閣においても揺るぎなく継続する」と明言した。その上で「近隣諸国との間に信頼醸成と相互依存のネットワークを張り巡らせ、共通ルールを構築することも、わが国の安保戦略上、不可欠だ」と述べ、自身が提唱する東アジア共同体構想の意義を強調した。
 首相はまた、「災害救援活動、国連平和維持活動(PKO)などで、自衛隊は大きな役割を果たすことができる」と指摘。「この貴重なアセット(資産)を、日本外交のため戦略的に使いたい」と述べ、自衛隊による国際貢献活動に積極的に取り組む考えを示した。 

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<将棋>羽生が猛攻、終盤へ 王将戦第6局(毎日新聞)

 羽生善治王将(39)に久保利明棋王(34)が挑む第59期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第6局は16日、神奈川県秦野市の元湯陣屋で始まり、午後6時に羽生が35手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各8時間のうち、消費は羽生3時間、久保4時間40分。17日午前9時、再開する。

 久保の3勝2敗で迎えた本局。久保は第2、4局に続いて「ゴキゲン中飛車」作戦を選んだ。羽生が強気の対抗策をとったため、超急戦に突入した。

 昼食休憩のあと、羽生は3三角と打ち、すぐに切った。続いて6六香〜8二銀と激しく攻める。久保は2七角と攻防に利かせ、香を打って急所にある先手の桂を払った。

 指し掛けの局面はすでに終盤戦といえるが、まだ実戦例がある。このあと、どちらが「新手」を放って主導権を握るのか。解説の滝誠一郎七段は「虚々実々の応酬で、両対局者の意気込みが伝わってきます」と語った。【山村英樹】

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<中村耕一容疑者>大麻やコカイン、自宅から押収(毎日新聞)

 ロックバンド「JAYWALK」のボーカリスト、中村耕一容疑者(59)=東京都練馬区=が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件で、警視庁麻布署が9日の家宅捜索で、中村容疑者の自宅マンションから微量の覚せい剤のほか、大麻とコカインを押収したことが分かった。

 捜査関係者によると自宅からは大麻、コカインなどのほか、大麻を吸引するパイプも押収した。中村容疑者はいずれの薬物についても「自分で使用するために持っていた」と供述し、使用についても認めているという。また9日未明に港区内に駐車した乗用車内にあった覚せい剤についても、使用目的で所持していたことを認めているという。【町田徳丈】

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トラックは約43キロで交差点に突っ込んだ… 秋葉原殺傷(産経新聞)

【法廷ライブ 秋葉原殺傷 第5回公判】(15)完

 《秋葉原の事件現場交差点に突っ込んだ加藤智大(ともひろ)被告(27)が運転するトラックの画像を解析した警察庁技官への証人尋問。検察官が画像解析の具体的な方法について、質問を続けている。被告席の加藤被告は身動きせず、じっと前を見つめている》

  [図解] 秋葉原駅前 事件現場の見取り図

 《交差点近くの防犯カメラに残された2枚のトラックの静止画像。技官は、この2枚が0・8秒間隔で撮影されたと説明した。画像に残された時刻の記録は、12時33分8秒と、同分9秒で、1秒間隔になっているため検察官は、理由を確認する》

 検察官「時刻の表示は1秒間隔となっていますが、単にコンマ以下が表示されないからということですか」

 証人「そうです」

 《次に検察官は技官に具体的な解析方法の説明を求めた。技官は、「2枚の画像からトラックの移動位置を確認し、移動距離を計測した」という内容の説明をする》

 検察官「結果は」

 証人「9・52メートルでした」

 検察官「そこからどのように速度は測定されるのですか」

 証人「0・8秒間の間に9・52メートル進んだことになります。これを時速に換算し平均時速約43キロと計測しました」

 検察官「『約』とは」

 証人「小数点以下を四捨五入しました」

 《ただ、技官はその計測をコンピューターで確認したところ、誤差が生じていることも付け加えた》

 検察官「その誤差は平均時速約43キロという結果に影響しますか」

 証人「『約』の部分に含まれると思います」

 検察官「影響はないということですか」

 証人「はい」

 検察官「鑑定の結果、トラックの平均時速は約43キロと判明したということですね」

 証人「はい、そうです」

 《続いて、弁護側の尋問に移る》

 弁護人「今回の(防犯カメラの)記録装置と同じメーカーの同じ型番で鑑定した経験は過去にありますか」

 証人「それはありません」

 弁護人「トラックが写っているコマは2つで、その撮影間隔は0・8秒ですね」

 証人「はい」

 《技官は撮影間隔が0・8秒と推定できる理由を細かく説明した》

 弁護人「(記録)装置の設定から0・8秒間隔と考えたということですね」

 証人「はい」

 弁護人「次のコマから次のコマまでの時間を実際に計測したわけではないですね」

 証人「はい、行っていません」

 弁護人「実際、記録に誤差があったかどうか確認されているわけではないんですか」

 証人「…はい」

 《この後も、トラックが写っている2コマの写真の撮影間隔を確認する質問が数問続き、証人は検察側に行った説明を繰り返した》

 弁護人「鑑定結果がずれていないか検証したとのことですが、カメラ自体は向きを変えたりできるものですか」

 証人「覚えていません」

 弁護人「事件後検証されるまで、装置が動いたりしたことなど、気づいたことはありませんか」

 証人「ないです」

 《弁護側の尋問が終わった。裁判官がほかに質問がないか確認すると、検察官が「1点だけ」と質問に立った》

 検察官「装置に不具合があった記憶はありましたか」

 証人「3人で確認しましたが、そうしたことは感じられませんでした」

 《再び、弁護人が質問に立ち上がった》

 弁護人「それは装置の設定を確認しただけではないのですか」

 証人「はい、まぁそうです」

 《目の前で交わされる弁護人と検察官の応酬にも、加藤被告の無表情は変わらなかった。証人尋問の終了を告げる村山浩昭裁判長。その後、検察側は、技官ら3人が鑑定したトラックのスピードについての証拠書類を提出した》

 検察官「(証拠は)防犯カメラの映像をもとに、トラックの時速について約43キロメートルと算出したものです」

 裁判長「以上をもちまして、本日の証拠調べを終了します。次回は、3月15日午後1時30分に開廷します。証人尋問3人を予定しております。被告人は必ず出廷するように」

 《裁判長の方に顔を向けていた加藤被告は、声をかけられると小さくうなずいた》

 裁判長「それでは、被告人から退廷してください」

 《時計の針は午後4時47分をさしている。おもむろに立ち上がった加藤被告は、ドアに向かう途中で傍聴席を振り返り深々と一礼した。加藤被告は、再び姿勢を戻すと、無表情のまま、ゆっくりとした足取りで法廷を後にした》

 =(完)

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平野、北沢両氏に注文=普天間「半歩先」行かないで−岡田外相(時事通信)

 岡田克也外相は6日午後、札幌市で開いた外交政策に関する一般市民との対話集会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、「わたしと平野博文官房長官、北沢俊美防衛相の言っていることが違うと言われるが、お互いしっかりやろうと思い過ぎて半歩先を行ってしまうことがある。少し気を付けながら進んでいかなければならない」と述べ、閣内での擦り合わせを十分行うよう平野、北沢両氏に注文を付けた。 

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